登録の特性

データを見ると

18 施設の症例区分「80:その他」を除いた登録数は計10,935 件(2018 年)で、登録数は前年とほぼ同数でした。18 施設の登録において腫瘍の重複はありますが、院内がん登録の精度が年々向上していることを考慮すると、沖縄県で発生するがんを18 施設でほぼカバーしていると推測されます。

施設別登録数は184 件~ 1,575 件で、登録数を年齢階級別にみると、50 ~ 59 歳では12.9 %、60 歳~ 69 歳では26.5%、70 歳~ 79 歳では23.8%、80 歳以上では23.2%で、全国と比べると、70 歳代で7.4%下回り、80 歳以上で3.6%上回っていました。

施設別症例区分別登録数は、「自施設診断・自施設治療開始」の割合が9.8%~ 79.0%と、施設間でバラツキがみられました。「診断のみ」の割合は3.3% ~ 28.9%で、県立宮古病院28.9%、北部地区医師会病院15.4%。また、施設別発見経緯別登録数は、なんらかの症状があり医療機関を受診した際に、がんが発見された「その他」の占める割合48.4%と高く、「がん検診・健康診断・人間ドック」は15.0%と低いことから、がんを早期に発見することができていない可能性が考えられます。

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